World Figure Skating Championships2019 ②

【3/20 ペアSP・女子SP】

まずは通し券の引き換えを行う必要があるため引き換え開始30分前に列へ。この時点で前に20人弱だろうか。8時をまわり引き換えが始まると、今回の席種であるB席のブースへと案内される。券とネックストラップ付きチケットを引き換え今度は入場列へ。

開場は8時半ということで再び30分弱並ぶことになったけれどワクワク心にそんな時間はまるで響かない。余裕すぎる。

タラモロは最終グループのため開場と同時に入場すれば練習を観ることができた。席に着くと丁度最終一つ前のグループの練習中。


そして最終グループの練習が始まる。天然水をラベルごと持ってきたジェーニャちゃん笑

リンクイン前にジェーニャちゃんがヴォーヴァの腕をさすったのちにふにふにと揉んでいてかわいいったらない。

なかなか3LoThがハマらず苦戦しているようにも見えたけれど、この時の不安は後に杞憂であったことが判明する。

いろいろ確認しつつにこやかに穏やかに練習を終えていた。


そしていよいよSP本番。最終グループ前にもか拘らず圧倒的滑りを見せたスイハンはやはりめちゃくちゃ強い。

タラモロちゃんは珍しく(?)最終滑走ではない2番滑走というポジションを引いた。

6練の時点で私の緊張はほぼ極限であったがいざ本番の演技始まってみたらどうだろう、完璧ではないか…いや、もはや完璧とかいう簡単な言葉では表すことができないほどの完成度だった。

今シーズンを振り返るとSPはほぼノーミスでもISU主催大会では80点を超えることはできておらず、ついにはユーロで昨季のプログラムに戻すという決断を降したにも関わらず思うように点が伸びなかった。あの時を初めとする今シーズンの数々のブリザードキスクラはきっと今後も忘れることは無いだろう。それくらい今シーズンは見ている側にまで苦悩が伝わってきていた。もしもこのワールドの舞台でもそのような結果になったとしたら…ずっと心配していたけれどそんなのは全くの杞憂だった。

圧倒的幅と高さを誇る3LoTh、SBS3T、綺麗に揃ったソロスピン、勢いのあるリフト、こんなにも気迫溢れる演技を観られただなんて夢ではないか。(StSqの取りこぼしはご愛嬌)

滑りきったあとの嬉しそうなヴォーヴァと、顔を歪ませるジェーニャちゃん。ヴォーヴァとハグをしている時の今にも泣きそうな表情が脳裏に焼き付いて離れない。この大舞台でふたりが実力を発揮できたことが本当に本当に嬉しく、まだFSを残した状態であったがほっと安心することができた。


ペアで力尽きたあとは女子SP。贔屓がいるわけではないので満遍なく色々な部分を見ることが出来た。実際に上の方の席から観るとリンクカバーや助走の長さが丸わかりなのが楽しい。だからPCSが出るんだ、その逆も然り、、という感じで堪能をした。


本番1日目にしてだいぶな疲れ具合であったが(主に眼精疲労とそれに付随する肩こり等)、翌日は再び開場と同時に入場するのだからおたくは大概元気だ。